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┃ ★ │第四回 リキュールの種類(1)
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今月から3回にわたり、リキュールの原料の種類よる分類についてお話をさせて 頂きます。 リキュールを作る時に使う原料は、大別して下記の様に4種類に分ける事が出来 ます。
(1)薬草・香草系、(2)果実系、(3)種子系、(4)特殊系
9月は(1)、10月は(2)、11月は(3)、(4)と進めて行きます。
【薬草・香草系リキュール】 第2回の「歴史」の中でも御紹介した様に、最も古くから不老不死の妙薬(薬酒)
として造られてきたリキュールで、草根木皮(生物等)の成分をアルコールに浸出
させたものです。
代表的なところでは、カンパリ、アブサン、ペパーミント・リキュール、
パルフェ・タムール(バイオレット・リキュールと同じ)シャルトリューズ、
ベネディクティン、マムシ酒(ハブ酒)、養命酒、ドランブイ、ウンダーベルク等
があり、これらの酒にはそれぞれの歴史があって現在に至っています。
全部はとても御紹介できませんが、代表で「カンパリ」のお話をします。
【カンパリ】
1860年イタリア・ミラノのカフェ店主“カンパリ”さんによって造られた
ビター(苦味)系のリキュールで、ビターオレンジピールやジェンシャン
(りんどう)の根、キャラウェイシーズ(ひめういきょう)、コリアンダー、
カルダモン等の草根木皮をグレープ・スピリッツに浸出させて製造しました。
現在ではそのまま飲むのは勿論、いろいろなカクテルとしても使われています。
【薬酒】について
醸造酒、蒸留酒に生薬の草根木皮やマムシ等の生物を漬け込んだもので、
滋養強壮の効能を持っています。
滋養強壮とは、人間の持つ自然治癒力(恒常性を維持する働き)を整えると
ともに、これらが弱る事によって起きる症状や体質を改善し、体を本来の健康に
導く事を言います。
又、生薬の特性としてそれそれの薬効の他に、2種類以上を組み合わせる事で
効能の幅を広げたり、強め合ったり、または別の効能を現すという性質が
あります。(生薬の協力作用といいます)
この様に医薬品として発達してきたリキュールも数多くあります。
皆様、ご存知の「養命酒」は、酒店取り扱いの酒税法上の分類(リキュール)と
しての「健康酒・養命酒」と薬店、薬局取り扱いの薬事法上の医薬品「薬用・
養命酒」の2種類があります。いづれも中味は同じものです。
酒を飲みながら「健康維持に一役」買ってくれるとは左党としては大歓迎な
“一席”でありました。それでは又、来月!!
有限会社 上下屋 鈴木良一
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