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┃ ★ │第九回 世界のリキュール(3)
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今回は、中国のリキュールをみてみましょう。
中国は、世界で最も古くから酒作りが行われてきた国の一つです。
夏王朝(紀元前2205〜前1766年)には、それまでの(醴・ほう)という甘酒
のような穀物酒の原型を改良して濁り酒を造ったという記録があります。
その後、長い年月を経て、現在のリキュールが数多く存在しています。
一般に、中国酒は特徴として多くの穀物と薬料を配合して作られる麹を
使用するため独特の香気を持っており、非常に個性的な酒が多い国です。
(1)葯味酒=ヤォウエイチュウ(薬味酒)
白酒(パイチュウ=蒸留酒)、黄酒(ホワンチュウ=穀物系醸造酒)、
果酒(クアチュウ=果実系醸造酒)をベースに、さまざまな薬科を浸
漬、配合して作られる。
人参、クコ、五加皮、木香、サンザシ、生姜、竹の芯芽、オニバス
の実ヒシの実、蓮根、ハマナスの花、杏、梅等を組み合わせて使い、
砂糖を加え甘くしたものもある。漢方と酒とが見事に調和された酒で
日常的に少量つづを飲むと効果がある。
(2)強精補酒=チャンチンブーチュウ(強精補酒・きょうせいほしゅ)
白酒、黄酒、果酒をベースに、トカゲやヘビ等の動物エキスを浸漬
してつくられる。
葯味酒とブレンドした物もある。
嗜好飲料としてだけでなく、滋養強精、スタミナ維持のために薬効
を目的として飲まれる事が多い。
マムシ、ハブ、コブラ、トカゲ、イグアナ、スッポン、動物の腸物
や山伏茸、人参などの植物、麦飯石という鉱石、ローヤルゼリーをブ
レンドしたものもあり、種類は葯味酒と共に数え切れない。
(3)果酒(クアチュウ)
一般的に果実酒をさすが、果実系リキュールはここに属する。
有限会社 上下屋 鈴木良一 |