枕探しに枕詞



「なぜ人は枕をするのか」 (立風書房) 著者 加藤勝也氏 KMコンサルティングオフィッス代表 1935年福島県福島市に生まれ。 福島大学経済学部卒業。 日本睡眠環境学会会員。 枕の在り方に疑問を抱き、全国各地でコンサルタント活動を通しての 実践データをもとに独自の枕理論を構築。 毎年、日本睡眠環境学会で「枕の高さについて」等、研究発表をしている。 現在の枕ブームの火付け人。 テレビをはじめマスコミ各誌で活躍。 様々な枕を世に送り出しているが 現段階での枕の集大成として ノップスピロー 高さ(3・4・5p)に至っている。 加藤さんと私とは日本睡眠環境学会等でお世話になっているが 毎年わずか200名ほどの卒業生しか輩出していない 福島大学経済学部の出身と言うことで特にお世話になっています。 ワークショップ「あなたの枕選び」で 加藤勝也氏と私(三島治)
加藤理論の根幹 枕にもそれなりの役目あり 自然体
枕の歴史は人類発生と同じく15万年前のネアンデルタール人のころに はすでに使われていた化石がありますし更にさかのぼって400万年前 とも言われる類人猿アウストラロピテスクのころにも生活上の枕であっ たのか、祭器的な意味を持った枕なのか発掘された頭骨の下に枕と見ら れる砕石が発見されています。 いずれにせよ枕の歴史は人類の歴史と言っても過言ではないでしょう。 ではなぜそうなったのかと言うとまさに「猿が人間になった労働の果た す役割」手の仕事=二足歩行によるものです。 発達すれば発達しただけ重たくなる脳、この脳を支え、動きのバランス をうまく取るためにでき上がったのがS字状に湾曲し、ちょっと頭が前 倒れしているのが人間の体型です。 この人間にとって最も楽な姿勢は何かと言うと、あぐらをかいて座って いる状態でもなければ、ごろりと寝ころんでいる状態でもありません。 ごく自然に立っている状態、その姿こそが生理学的に見てもどこにも負 担がかからない、最も楽な姿勢です。私たちが何気なく寝ころぶ時、無 意識に頭の後ろで手を組んで、そこに頭を乗せるポーズをとります。 これは誰に習ったことでもなく誰でもそうするのが当たり前のようにご く自然にしているしぐさです。 それはなぜでしょう? ひとつはそうすることによって本能的に頭を保護するためであり、もう ひとつはもっと楽な姿勢、もっと自然な姿勢になれるからです。 自然な姿勢をとった時、人間は体も心も最高に機能するのです。ですか ら枕をモノとして意識する前から、経験則としてすでに頭は少し高くし た方が楽だと言うことを知っていた私たちの先祖は自然にある石でも草 でも木でも、あるいは、腕枕・ひざ枕という言葉があるように、からだ の一部でも何でも使って頭の位置を確保していたということが言えるの ではないでしょうか。 あなたに合った枕選びの、枕詞です。
ここからはじまるあなたの枕選び