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寝たきりにならないために
−高齢者の転倒と骨折− |
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| 磐田市立総合病院 整形外科 科長 佐藤義弘 |
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年を取ると弱くなる「歩く」能力について考えてみましょう。
あなたは、一日でどれくらい歩きますか。仕事をリタイアして外出が減り、隠居して家の中にいるとしたら、脚力はますます弱くなります。間接や神経の病気がある場合や、肥満の人では、さらに能力が落ちます。
高齢者は立っている時、かかとに体重がかかりやすくなり、足を滑らせると後ろへ転んでしりもちをつきます。また、認知症(痴呆)の人は歩行中、転倒の危険性を回避できずに転倒してしまいます。
転倒した時、うちみ程度ですめばよいのですが、大腿骨を骨折したりすると、治療後であっても生活能力は低下し、半数以上の人が車椅子の生活になると言われています。
転倒を予防するには、(1)転倒につながる病気や薬物使用などのリスクを減らすこと、(2)立つ能力、歩く能力を訓練すること、(3)生活環境を安全にすることが大切です。
病気や薬によっては、めまいやふらつきを伴うものもありますので、病気の治療と薬に対する注意が大切です。
また、ただ歩くだけでなく、股関節を開く筋力、膝を伸ばして蹴る筋力、つま先で支える足首の筋力強化の体操を併せて行いましょう。筋力強化によって歩く時の前後左右のバランスが良くなるのです。環境対策としては、廊下や階段、浴室などの手すりや滑り止め、足元の照明といった住居の改善と杖の使用、そして、スリッパやサンダルではなく靴を履くことが大切です。
健康で安全な老後の生活を送るための努力をしましょう。 |
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