| 「木にはそれぞれ色、模様、香り、ぬくもりなど独特の個性があります。実家が製材業を営んでいたこともあり、昔から木が身近で、親しんできました」
そんな鈴木さんが木彫を始めるようになたのは、近所に彫刻師の方が引っ越してきたのが切っ掛けです。
最初の頃は、一枚板に下絵を描いて彫っていくレリーフが中心でしたが、今では、一木から一つの立体作品を創り上げるようになったそうです。
「自分で勉強することは勿論大切ですが、先生に基礎から習ったことで、立体彫刻もできるようになりました」
立体彫刻は、レリーフとは違い、まずは、さまざまな角度から絵を描き、その後、粘土でイメージする形を作ってから作業を始めます。
「丸太のような状態の木を彫り始めるとき、本当に完成できるかいつも不安です。荒彫りが終わり、全体の形が現れてくると、ほっと一息です」
週一日程度の作業ですが、 立体彫刻一つを完成させるのに一年半は掛かります。
「彫刻の難しさは、平面のレリーフでは、作品を立体的に見せること。そして立体彫刻では、作品のイメージを描き、全体のバランスをとりながら、顔や手足の表現をイメージどおりに創り上げることです」と鈴木さん。
「彫刻は、無形のものから有形のものにしていく面白さがあります。そして、良いものを創りたいという強い気持ちが、より良い作品につながります」
「今後の作品として、四季の草花を彫刻で表現したいですね。そして、夢は等身大の裸婦像を創り上げたいですね」
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