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お蔵を後世に伝える
建築士 浅井武義 さん
 現代和風作りを意識した建築士。お蔵を後世に残すため、所有者に対してお蔵を残すアドバイスをしたり、お蔵に関する調査・研究を行うなど、お蔵の保存活動に尽力されている。
 (河原町在住・59歳)
浅井武義さん

2003/11/1  No.1233

 磐田市ホームページPDFファイル・13ページ目


浅井武義さん 古い町の佇まいを今に伝える建物「お蔵」。
 お蔵は、自分の家の食料や家財を備えておくために造られ始め、財力のある商家や裕福な農家は、頑強で燃えにくい土蔵を造り、貴重な財産を盗難や火災から守ってきました。
 市内でも見付を中心に、以前は沢山のお蔵が見られましたが、今ではその多くが姿を消しました。
 「日本人の心の奥底には、だれしも郷愁の思いがあります。 古い町並みの風情を残すお蔵を何らかの形で利用し、何とか後世に伝えていきたいと思っています。」
 現在、建築事務所を経営する傍ら、お蔵を残すための相談を受けたり、お蔵の調査・研究に取り組んでいます。
 「ある家の世代が変わると、感単にお蔵を壊したり、修理のために無造作に壁にトタンを張ったりして、お蔵のイメージを損ねるケースも数多く見受けられます。
 中泉に残されていたお蔵は、施主との話し合いで何とか残す方法を模索し、現在は喫茶店として利用されています。
 「既存のお蔵に現代の材料を使用し、お蔵のイメージを残しました。倉庫だったものを、人が出入りする喫茶店にしたため、建築基準法など難しい面もありましたが、多少の手間と費用を掛けることにより生き返り、多くの方に親しまれています。」
 ただし、お蔵は個人の所有であり、一人だけの力で残していくのには限界があります。
 「施主の理解がない限り、お蔵を残していくことはできません。街並み全てを変えることはできませんが、お蔵とその両隣を、歴史を感じさせる建物にするだけで、街の雰囲気も随分変わるものです。」
 「今後は、市内にあるお蔵の地図を作ろうと思っています。自分の活動が少しでもお蔵を残すきっかけにつながればいいですね。」




このページは、磐田市から広報いわたのデータを頂き、ホームタウンいわたが編集しています。